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「 残りの人生、後悔したくない!」 斎藤一人さんの言霊から人生を学ぶ

アラスカの奇跡 - 音のない世界とオーロラの舞

私は、アラスカの広大な大自然と対話する旅に出ました。11月、冬の訪れと共に始まるこの北の地でめったに見られない美しいオーロラとの出会がありました。

 

8年前、アラスカの雪原にあるチカ温泉に、たったひとつだけあるホテルに滞在しました。その孤独さが私の心を引き付けたのかもしれません。3泊することにしたそのホテルは、厳しい寒さと孤独感が交錯するアラスカの冬に包まれていました。ちなみに、アラスカはアメリカで一番自殺者の多い州です。

初日、私はホテルの窓から眺める広大な雪景色にただただ圧倒されました。その広さ、その自然の力、それらは今まで体験したことのない圧倒的な迫力で、私の心を揺さぶりました。

次の日の夜、露天の温泉に漬かっていると、冷たい空気に覆われた空に緑色の波が揺れ動くのを目撃しました。それがオーロラです。一瞬で息をのむその美しさは、私がこれまで目にしたどんな風景よりも素晴らしいものでした。まるで空が舞っているかのように見え、その美しさに心を奪われました。

私はその光景を見て、自然の驚異と人間の存在の微妙なバランスを改めて感じました。私たちが住むこの世界は、驚くほど美しく、そして驚くほど壮大なのです。

まるで生きているようにオーロラが舞う夜空と凍ったように静かにたたずむ森、そしてその中に住んでいるだろう動物たちの気配。その瞬間に、一瞬のようで永遠にある絶対的な空間を感じました。この世界には人間の思惑など入り込む余地はありません。ただただ、氷のように美しい、音のない静寂の世界です。

私がアラスカを訪れたのは、誕生日に新しいインスピレーションを見つけるためでしたが、私が見つけたのはただのインスピレーションではありませんでした。それは生命と自然、そして物語が織りなす美しいタペストリーの一部でした。オーロラの美しさは私の心に深く刻まれ、人生の軌跡を豊かにしてくれました。

 

夜空の星を見上げるときに、アラスカに冬が訪れ、オーロラが空を舞う景色を、私はあの奇跡の瞬間を思い出します。私たちは自然の中で生き、そして物語を紡ぎます。私の旅が、あなたの心にも新たな物語を呼び起こすことを願っています。

私がアラスカで見たオーロラの美しさを、あなたに伝えられるように、その美しさが、一人でも多くの人々に届くことを願っています。